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骨粗しょう症を予防するために
積極的な運動・バランスの良い食事
骨粗しょう症を予防するためには、若い頃からの積極的な運動と、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
また規則正しい生活、禁煙、過度な飲酒を避けることなども大事で、日光浴も効果的です。
藤本整形外科循環器内科クリニックでは、骨粗しょう症の検査・治療だけでなく、予防もサポートさせていただきますので、若い世代の方、まだ何も症状がない方もお気軽にご相談ください。
適切な運動で骨を強く
骨を強くするために適切な運動はとても大切です。
運動不足だと血流が悪くなり、骨のカルシウム量が減少して骨が脆くなります。
骨はある程度の負荷をかけないと増えず、宇宙飛行士の骨密度が低いのは、重力による負荷を受けないためとされています。
骨粗しょう症のために、どんな運動が良いのかお一人おひとりに最適なものをアドバイスさせていただきます。
いきなり無理はせず、ウォーキングなど、まずはできることから始めていただくのが良いです。
できれば屋外で運動していただき、日の光を浴びながら運動するとより効果的です。
“ドミノ骨折”を防止する効果もあります
骨粗しょう症になられた方は、1箇所骨折すると1年以内に他の部位も骨折しやすくなると言われています。
こうした次々と起こる骨折の連鎖を“ドミノ骨折”と言い、大腿骨を骨折すると寝たきり・要介護状態になる可能性が高くなります。
寝たきり・要介護状態になった主な原因の10~20%程度が、骨折・転倒によるものと言われています。
積極的な運動は、骨粗しょう症の予防だけでなく、筋力や身体のバランスが鍛えられることで、すでに骨粗しょう症になられた方のドミノ骨折を防止する効果もあります。
バランスの良い食事で骨密度の低下を防ぐ
骨の主成分であるカルシウムやタンパク質、骨代謝を促進するビタミンD・Kなどの栄養素をしっかり摂ることで、骨密度の低下を防いで骨粗しょう症を予防することが可能になります。
特にカルシウムは骨の構成にかかわる重要な栄養素で、さらにカルシウムを吸収するためにビタミンDが必要になります。
これらの栄養素を意識的に毎日の食事に取り入れるとともに、他の栄養素も含めたバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
骨粗しょう症の予防のためにはどんな食事をすればいいのか、下記のような各栄養素が多く含まれる食品をご紹介して、具体的な食事内容をアドバイスさせていただきます。
各栄養素が多く含まれる食品
カルシウム
牛乳・乳製品、小魚(しらすなど)、緑黄色野菜(えんどう豆、小松菜、モロヘイヤなど)、大豆など。
タンパク質
肉類、魚類、卵、大豆、乳製品、穀類など。
ビタミンD
魚類(サケ、サンマ、イワシ、ウナギなど)、煮干し、キノコ類
ビタミンK
納豆、緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜、春菊、菜の花、ニラなど)、果物、納豆など。
そして定期的な検査の受診を
骨粗しょう症を予防するためには、上記のような積極的な運動とバランスの良い食事を続けることが大前提となります。
あと、若い世代に多い過度なダイエットを避けることも重要です。
そして、こうした予防に努めつつ、定期的に骨密度検査を受けることが大切です。
当クリニックでは世界標準のX線骨密度測定装置を導入し、DEXA(デキサ)法による腰椎・大腿骨への骨密度検査が受けられますので、骨粗しょう症の予防のために是非、定期的にお越しください。